9月勉強会「田舎だからできる!予防歯科を根付かせるための『設備投資』と『組織づくり』」

Web動画研修 講師:大森 翔英先生

先日9月の勉強会が行われました。
「日本の歯科医院の数はコンビニより多い」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、実際のところ、全国的に見て歯科医院の数は本当に多すぎるのでしょうか?この問いに答えるうえで重要なのが、「治療」と「予防」の違いです。

多くの方は、「好きでも嫌いでもない」「嫌だけど仕方なく行く」といった考えを持っているようです。歯科医院へのネガティブなイメージ、「痛い」「怖い」といった先行イメージから、「歯医者は歯を治すための場所、治療が必要でなければ行く必要がない」という考えがまだまだ根強いのが現状です。

現に、予防目的で歯科医院に通院している人の割合はわずか5%程度といわれています。今後、政府の骨太の方針として「国民皆歯科検診」が閣議決定され、歯科受診を希望する人が増えた場合、実際には歯科医院の数がまだまだ不足している可能性もあるでしょう。

また、都会と地方では住民の年齢層やライフスタイルに大きな違いがあり、それに応じた地域ニーズに合わせた歯科医院づくりが不可欠です。当院はいずれも地方に位置しているため、今回の勉強会では、どのような点に力を入れて医院経営を行うかを学ぶことができました。

副院長 林 裕之